2020年というこの特別な年、新型コロナウイルスの流行によりサービス関連のあらゆる業界は色々な形で打撃を受けました。

この逆境の中BC学院は積極的な新規開拓により、2020年6月四川外国語大学漢語国際教育指導部と教師の皆さんからの依頼を受け、36名の中国語国際教育修士のためのオンラインによる夏期実習講座を立ち上げました。

トレーニングにおいては、まず実践力を高めることを第一目的とし、理論に基づいたメソッドに従って、学生それぞれに異なるレベル?異なるタイプのカリキュラムを繰り返し練習してもらいました。

オンライン講座では、学生のスキルをアップさせると同時に各業界独自のメディアに適応できるように工夫を凝らしました。学生の皆さんは初めての難題に正面から取り組み、一人また一人とサナギから羽化する蝶のように殻を破って飛び立ちました。

そして2020年9月6日、夏期講座は終了の日を迎えました。終業式ではBC学院教学総監の陳陽講師が、この夏期講座の効率的で円滑な運営のために四川外国語大学が惜しみなく協力してくれたことに感謝を述べ、受講した学生の2カ月の努力と大きな進歩を称えました。

続いて担任の白瑋講師が感極まって何度ものどを詰まらせながらお祝いのメッセージを述べました。60日あまりの間、白講師は学生と顔を合わせるときは質問に答えたりフォローしたりし、時間外では的確で詳細な評価をするために夜遅くまで教学チームと討論を重ねてきました。わずか2カ月の間に白講師は学生全員の名を完全に覚え、課外でも熱心な指導で彼らを導きました。

それから教務主任の袁講師が夏期講座の出席状況と成果を総括し、学校間および講師と学生間の協力により無事終業式を迎えられたことに感謝を述べました。

続いて学生代表として張春霞さん、李英豪さん、殷新さんの3人が、この忙しくも充実した夏休みを振り返って感想を述べました。最初は2カ月間逃げ場無しに縛られることに抵抗したものの、しまいには自分のわずかではあるけれど確実な進歩に喜びを感じたこと。修士課程最後のグループ学習で、クラスメイト達が課題をこなすうちにますますお互いの理解を深め、個性を発揮していったこと。そしてもちろん最大の成果は、授業のスキルアップです。最初は不安でたまらなかった授業も、今では自信をもって行えるようになりました。3人は口々に四川外国語大学の先生やBC学院の講師たちに感謝の言葉を述べました。

修士課程の学生の皆さんがこのような実習の機会を得られたのも、ひとえに四川外国語大学の周文徳主任と黄勁偉先生の導きの賜物です。真に学生の事を思い、社会へ出てからの競争力をつけるだけでなく第一線で求められる人材を育成することに力を注ぐ、本当にすばらしいことです。

黄勁偉先生は、学生たちが質の高いトレーニングによって確実に進歩していったと話しました。今回の夏期講座では、調査、交渉、推進から実行まで、先生は学生のために市場における実践的な学びの場を提供することに心を砕いてきました。黄先生は、調査を始めたとき「宇宙の真ん中」にある五道口でいくつもの語学学校をリサーチしたが、そのときBC学院のサイトに書かれた言葉―「外国人向けの中国語教育は民間に在り」に感動したと話してくださいました。先生はまた、BC学院の講師たちがいかに生徒の力をアップさせているか、日常生活においてもどれだけサポートしているかについても感銘を受けたとおっしゃいました。

周文徳主任は終業式にあたり、最後の挨拶をされました。学生たちの目の輝きが成熟してくるのを見ると、自身が初めて教壇に立った日のことを思い出すと。周主任は学生たちが自身と同じ様に迷いつつも、学生から教師へと転換する局面に立っていることをよく理解し、彼らのために最前線の資料を取り入れたり実習の機会を設けたりしています。そして将来的には、基礎的な力を身に着け実践力を発揮し順調に競争力を高めていけるような学科を作っていきたいとお話しされました。

BC学院は大学から託されたこのプロジェクトを無事完遂できたことを光栄に思います。四川外国語大学中国語国際教育修士の皆さんが帆にいっぱいの風を受けて漕ぎ出す先には、洋々たる未来が開けているに違いありません！