漢文|英語|日本語
トピックス
ニュース発表システム

炎暑の夏を迎え、また卒業の季節が巡ってきました。でも今年は新型肺炎の流行により、いつもとは全く違う卒業シーズンとなりました。ほとんどのカリキュラムをオンラインで受講せざるを得ず、気落ちしたり焦ったりする人も多かったでしょう。でもモニターの中から次々と新しい知識を繰り出す講師陣のサポートもあって、誰もが卒業に向けて一心に努力を続けました。


 5f26a0fe4dc75.JPG


日本から来た望月さんもこの夏北京での留学生活を無事終えられました。でも北京での日々は彼女にとってあまりにも非日常的なものとなってしまいました。本来であれば毎日レッスンで顔を合わせ、一緒にスキーに行ったり会食したりしていたはずが、ある日突然大学内でたった一人で過ごさなければならなくなったのですから。それでも望月さんにとってオンラインレッスンを続けることは、たとえ直接講師と会えなくても、精神的な支えとなり前へ進む力を与えてくれたそうです。

 

            5f26a0aaf3962.png      5f26a0b09d1fb.png

 

オンラインのみのレッスンでも、望月さんは向学心を失うことはありませんでした。常にHSK受験準備を怠らず、たくさんの問題を解くことで言葉のニュアンスをつかみ、作文の練習も続けました。最初は会話も教科書の内容ばかりでしたが、だんだん実生活に沿ったものに変わっていきました。例えばバラエティ番組、美容、時事問題、ドラマや映画など…。そして時には討論に発展するほどまでに会話のレベルも上がってきました。オンラインレッスンを始めたころは恥ずかしがっていた彼女も、カメラやモニターに慣れるにつれてすっかり打ち解けてきました。

また、望月さんは微信で配信されているBCラジオのファンでもあるそうです。特に気に入ったトピックは「中国語における数字の特別な意味」で、666とか250といった表現法にとても興味を持ったと話してくれました。


 5f26a17b57426.jpg


勉強以外では、以前好きだったこと――サイクリングやジグソーパズルをしたり子猫の動画を見たりすることを再開し、辛い日々の中でも生活を楽しむすべを見つけていきました。

何カ月ぶりかでBC学院に来て講師とようやく会ったときには、望月さんもとても新鮮に感じたようで嬉しそうでした。望月さんは今後も北京で中国人と交流できるチャンスを多く持ちたいし、中国語学習を支えてくれたこの場所に戻って来たいと言ってくれました。留学生活は終わるけれど、趣味のひとつとなった中国語の勉強はこれからも続けていくとも言ってくれました。

     望月さんの今後の北京での新しい生活を祝し、一日も早く「中国通」になってくださることを願ってやみません!